Roundcube webmail サーバーを設定した時のメモ, 23 Nov 2017

Roundcube の受信トレイは IMAPでメールボックス (Maildir) の内容が表示され、送信はプロバイダーの SMTP 使用する

  • IMAP には、dovecot-imapd
  • POP3 には、dovecot-pop3d を使用

fetchmail でプロバイダーの pop3 より受信し
postfix から /usr/lib/dovecot/deliver 経由でメールボックスへ配信
dovecot-sieve でメールのフィルタリングを行う

Windows などの端末にインストールされたメールソフトからは
IMAP もしくは、pop3 で受信する
送信はプロバイダーの smtp を使用する

ダウンロード

  • ubuntu-16.04.3-server-amd64.iso
  • または: debian-9.0.0-amd64-DVD-1.iso

Linux ディストリビューションのインストール

BIOS UEFI 設定で DVD から起動

  • ユーザー名: rcadmin
  • サーバーIPアドレス: 192.168.11.9
  • 言語: 日本語
  • Server をインストール
  • 場所: 日本
  • キーボード / レイアウト: Japanese
  • ホスト名: roundcubeserver
  • 新しいユーザー: rcadmin
  • パスワード: **
  • 時間の設定: はい
  • パティション: ガイドディスク全体を使う
  • プロキシ: なし
  • tasksel: 自動的にアップデートしない

tasksel では下記を選択 (不要なものも含まれている)

  • LAMP server
  • Mail server
  • Samba file server
  • standard system utilities
  • OpenSSH server

インストール時の質問

  • MySQL root のパスワード: **
  • Postfix メール設定の一般形式: インターネットサイト
  • システムメール名: example.com
  • GRUB のインストール: はい

DVD からのインストール完了

su ができるように root のパスワード設定

vim モノクロ表示に設定

編集: ~/.vimrc

カーネルパニック時に自動的に再起動

後で lsync を使用するので監視可能なファイル数を増やす設定もしておく

編集: /etc/sysctl.conf

5 は再起動までの秒数 (1 – 60, 0: 再起動しない)

設定の反映

確認

IPアドレス固定, ネームサーバー設定

編集: /etc/network/interfaces

設定の反映

パッケージのインストール

debian では そのままだとパッケージが光学ドライブからインストールされるので
/etc/apt/sources.list の下記の行をコメントアウトする

インストール

proftpd の起動方法を質問された場合: スタンドアロン

PHP 関連のパッケージのインストール

Mail_Mime, Net_SMTP, Net_Sieve が非推奨になっていてインストールに失敗する場合

github から取り寄せ zip を展開

確認してコピー

dovecot の設定

編集: /etc/dovecot/conf.d/10-mail.conf

変更箇所:

編集: /etc/dovecot/conf.d/15-lda.conf

変更箇所:

postfix の設定

編集: /etc/postfix/main.cf

変更箇所:

dovecot pop3 の設定

編集: /etc/dovecot/dovecot.conf

変更箇所:

編集: /etc/dovecot/conf.d/10-master.conf

変更箇所:

編集: /etc/dovecot/conf.d/10-auth.conf

変更箇所:

設定の反映

ローカルサーバー pop3 接続テスト

ftp server の設定 (なるべく sftp を使うようにする)

編集: /etc/proftpd/proftpd.conf

変更箇所:

設定の反映

phpMyAdmin のインストール

  • apache2 を選択
  • phpmyadmin 用のデータベースを dbconfig-common で設定する
  • パスワードを設定

接続してみる

apache 設定

ウェブサーバーの初期ディレクトリーの入れ替えもする

シンボリックリンクを作成して、設定の有効化
(一部、既にファイルが存在しますと言われるが問題ない)

編集: /etc/apache2/apache2.conf

変更箇所:

編集: /etc/apache2/mods-available/mime.conf

変更箇所:

編集: /etc/apache2/mods-available/php7.0.conf

変更箇所:

編集: /etc/apache2/mods-available/userdir.conf

変更箇所:

編集: /etc/apache2/sites-available/000-default.conf

変更箇所:

編集: /etc/php/7.0/apache2/php.ini

変更箇所:

設定の反映

php テスト用ファイル作成

編集: /home/rcadmin/public_html/index.php

apache2 動作テスト ウェブブラウザーで http://192.168.11.9/ を開いて確認する

screen のログ保存設定

保守の為に設定しておく

編集: ~/.screenrc

ssh 接続がタイムアウトしないようにする (必要な場合は)

編集: /etc/ssh/sshd_config

編集: /etc/ssh/ssh_config or ~/.ssh/config

Maildir の雛形作成

フォルダ名について

  • &MFkweTBmMG4w4TD8MOs- すべてのメール
  • &MLQw33ux- ゴミ箱
  • &MLkwvzD8TtgwTQ- スターあり
  • &Tgtm+DBN- 下書き
  • &j,dg0TDhMPww6w- 迷惑メール
  • &kAFP4W4IMH8w4TD8MOs- 送信メール

雛形作成

Roundcube webmail

ダウンロードと配置

データーベース作成

以下 ${hoge} の部分は使用するデーターベースの情報に合わせる

データーベース初期化

設定ファイルの編集

契約しているサーバーのメール設定に合わせて設定する

編集: /home/rcadmin/public_html/roundcube/config/config.inc.php

編集: /home/rcadmin/public_html/roundcube/config/defaults.inc.php

変更箇所:

ファイル /home/rcadmin/public_html/roundcube/config/mime.types は、http://svn.apache.org/repos/asf/httpd/httpd/trunk/docs/conf/mime.types からダウンロードして編集

プラグインのインストール

  • managesieve
  • globaladdressbook

/home/rcadmin/public_html/roundcube/config/config.inc.php を編集してプラグインを有効にする

fetchmail の設定

fetchmail でプロバイダーのメールサーバーから pop3 で受信する

編集: /home/rcadmin/fetchmail/fetchmailrc

定期的に受信及びメールサーバーから削除するように設定

Roundcube webmail を開く http://192.168.11.9/roundcube/

ログインして個々のユーザー設定を行う

フォルダー

次のフォルダーを購読に指定: ごみ箱, 下書き, 迷惑メール, 送信メール, 以前のメール, 送信済み

識別情報

表示名, 電子メールを設定

フィルター

フィルターセット managesieve ができているので振り分け設定をここで行う

設定

メッセージの表示 > 初期設定の文字セット: ISO-2022-JP (日本語)

特殊なフォルダー

購読フォルダーとの対応関係を設定する

プラグイン

lkk_addressbook: https://github.com/ai-takeuchi/Roundcube-Plugin-LKK-AddressBook/

Webmin

http://doxfer.webmin.com/Webmin/Installation

apt (Debian/Ubuntu/Mint)

By adding the webmin repository and Jamie Cameron’s key it is possible to install & maintain the latest Webmin/Usermin versions.

Just Cut&Paste the entire text below and hit enter. This will install the latest Webmin version by adding the webmin-repo and corresponding key as well as installing necessary packages:

https://192.168.11.9:10000/

Webmin > Webmin Configuration > SSL Encryption
Enable SSL : No

http://192.168.11.9:10000/

SSL: No では、Firefox 62 ではエラーが出てアクセスできない、Chrome では OK

Debian で /etc/rc.local が無い場合 使用できるようにする

See: https://stackoverflow.com/questions/44797694/where-is-rc-local-in-debian-9-debian-stretch

/etc/rc.local

 


Roundcube webmail サーバーその他を設定した時のメモ, 8 Sep 2019